2018年8月撮影。
久留里(くるり)城は安房の戦国大名里見氏が一時期根城にしていた山城で、ここを拠点に江戸湾の覇権をめぐって小田原の後北条氏と争いました。
現在城址には模擬天守と資料館が置かれ、資料館では歴代城主や上総掘りなどについての見応えある展示が楽しめます。
写真は模擬天守直下の曲輪からの一枚で、タイミングが合えば田園を走るJR久留里線の電車も見ることができます。
千葉県の房総半島は大半が丘陵地帯になっていて、標高こそ高くありませんが、幾重にも谷が入り組んだ相当に険しい地形になっています。
丹念に踏査すればつげ義春が描いたような美しい秘境がまだまだ見つかりそうな予感がびんびんします。
が、この辺の山中はヤマビルが生息していると聞きますし、
またかつてクルマのナビを信じて分け入った先で死ぬ思いをした苦い教訓もあり、二の足を踏んでばかりです。
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