萼には刹那の接吻を 昼間のとがった送り仮名には微笑み二乗の反語法を 埋もれかけた墓標には遠い遠い潮騒を こんな夜もまた 星は星をちぎりながら 生まれ来る無をこぼし ながら 打ち寄せ溢れる調 忘我の二重否定の果て 紫黒の雪崩は花開き 月陰に舞い立つ盲…
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