与田浦は千葉県香取市のいわゆる水郷地帯にある湖沼。
鹿島線にしては長編成だと思ったら、鹿島神宮から都心へ戻る初詣用の臨時列車だったようです。
鹿島線は全線がほぼ高架上を走行します。鹿島臨海工業地帯開発の一環として1970年開業。
カメラ内蔵のローキーモードで撮ったらえげつないほどコクが出てます。
2023年1月2日撮影。
与田浦の周辺は利根川の北側にあたるにもかかわらず茨城県ではなく千葉県領です。
度重なる河川改修等の結果、村境や郡境が利根川に関係なく入り組み、現在の県境が確定するまでにはいろいろあったようです。今ではまとめて「チバラギ」なんて呼ばれてますけど。
この辺りは大昔、「香取の海」という内海で霞ヶ浦や北浦ともつながっていたらしいです。微高地が所々海面から顔を出し、そこに集落ができていったのだとか。この辺に「島」「洲」とつく地名が多いのもその名残だということです。かつては一帯に張り巡らされた水路を舟で移動していたそうで、茨城側の潮来などと共に「水郷」の代名詞にもなりました。
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