利根川下流域のいわゆる水郷地帯は何度も訪れているものの、鹿島線は今回が初乗車です。
JR鹿島線は、茨城県鹿嶋市の鹿島神宮駅と千葉県香取市の佐原駅との間を1時間に1本程度の間隔で運行されている路線。
その大部分は高架上を走るので雄大な水辺の風景を楽しめます。
スタートは鹿島神宮駅。
お正月には都心からの初詣列車も出るようです。普段も早朝に一本だけ都心への直通運転があるのですが、東京駅までの高速バスも駅前から出ていて便数もずっと多いようです。
改札から階段を上って高架ホームへ。
鹿嶋市はけっこう起伏に富んだ地形でその分見晴らしの良い場所も多そう。
水戸方面を望む。
鹿島神宮駅から北の水戸方面は第3セクターの鹿島臨海鉄道の担当です。
厳密には、北隣の鹿島サッカースタジアム駅まではJR鹿島線に属するらしいのですが、試合の日以外は停車しない臨時駅のようです。
2両編成の電車に乗り込みます。
鹿島神宮駅を出ると停車駅は延方、潮来、十二橋、香取、佐原の5駅。終点まで順調なら二十数分ほど。
ただ、この日は埼玉に突風被害をもたらした雨雲が流れてきた影響で、強風のため潮来駅で10分ほど足止めを食らい、その後も速度を抑えての運転。
遮るものも無い中、しかも高架上を走るわけですからね。風の影響を受けやすい路線です。
そして無事に佐原駅の0番線ホーム着。1番線ホームの先にある切り欠き式ホームです。電車はそのまま折り返しの鹿島神宮行きになります。
佐原駅。佐原の古い街並みを意識した和風の駅舎。
佐原は伊能忠敬ゆかりの街。古くからの水郷の風情が残る、東国三社のひとつ香取神宮のお膝元です。
そろそろ夏休みだと思うのですが、駅には制服姿の高校生がたくさんいます。
時刻は午後2時、暑い盛り。
そそくさと涼しい車内に戻ります。
↓復路の車窓からの風景。
香取駅。成田線との分岐点で、正式にはこの駅が鹿島線の起点です。
十二橋駅付近。
潮来駅付近。次々に雨雲が流れてきて、雨が降ったり止んだり。
北浦橋梁より。この鉄橋は長大です。渡るとすぐに終点の鹿島神宮です。
途中駅は過去にだいたい車で訪問済みなのですが、特に十二橋駅の秘境感が好きですね。
2024年7月24日撮影。
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